「ひさしぶり〜。みんな、最近どう〜?」
「ぼちぼちって感じだぎゃー」
「みんな同じようなものだろう」
「ホークモンとワームモンは、子育てのお手伝い、だっけ?」
「日々嵐のようです」
「でも、毎日楽しいよね」

 夏真っ盛りの8/1。
 パートナーたちが呑んで食べて喋っている頃。
 デジモンたちもまた、集まってのんびりと話していた。
 こちらはその一角、2002年組のテーブルである。

「タケルたちが大人になってから、ずいぶん経つよね」
「もう14年になるのか。早いものだな」
「結婚だー子育てだーって、騒いでたらあっという間でしたね」
「それ、賢ちゃんも言ってたね」
「伊織もだぎゃ。大人になると、時間が経つのが早いんだと」

 大人かあ、と、パタモンはアイスを食べながら呟いた。

「大人って、なんだろうね」

 自分はきっと、子どもなんだろう。
 年々、守るはずのタケルに守られているのがわかる。

「私達の場合は、進化でしょうか」
「テイルモンは大人っぽいもんな」
「成熟期だからな。ただ、大人扱いされてるかと言うと、そんなことはないと思う」

 テイルモンが、やや項垂れた。
 やはりみんな、子供扱いだったり年下扱いになってきているらしい。

「小さい子のお世話しているときは、ワームお兄ちゃんって言われたりするけど、それって、ボクも賢ちゃんの子どもになったみたいだよね」
「なんでちょっと嬉しそうなんだよ! まあでも、わかる気はする……」

 全員似たような体験はあるのか、頷きあった。

「これから先、みんなどうなるんだろうね」
「おじいさまと孫みたいになるかもしれんだぎゃ」
 歳を重ねる人間と、進化しない限りは変わらないデジモン。

「たとえ完全体や究極体になっても、人間の老化とは程遠いいからな」
「ジジモンやババモンにならないと難しいよね」
「あまりなりたくないですしね」

 同じように変化することは、結局のところ、難しいのだ。

「でも、まあ、いいよね。僕たちはこれで」
「……だな」

 ずっとそうしてきたのだから。
 変わらず、見守ってきたのだから。
 これからも、変わらず、見守っていくだけだ。

「必ずしも、変化するとも限らないですしね」
「変わってないところもあるよね。優しいところとか」
「真面目なところも」
「……大輔はむしろ、何も変わってない気がする」

「「「「「たしかに」」」」」

 全員の言葉が重なって、顔を見合わせて笑った。

 本当は何も、変わらないのだろう、きっと。


「これからも、よろしくね」






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祝・メモリアル!
今年はデジモン側のみでやってみました。そういえばやったこと無かったな〜と。
本当はゲッコーモンにも触れたかったのですが、そこはまた来年ですね!
25年経ってもまだまだ新シリーズ出てくれて嬉しい限りです。ヒロくん書いてからもう3年経っててびびりましたが。
今のところ、お姉さんコンビと、少年コンビが気になりますね。マコトくん好きになる気がとてもします。楽しみ。
そして今年は02から、放送的にはあれから25年になりますね。厳密には3月になるから来年とも言えますが。
作中での25年後も、もうすぐになっちゃいますね……ひええ。
健やかにお迎えしたいものですね。皆様暑さや温度変化に負けず生きてまいりましょう。(?)



作成・掲載日:2025/08/1