「ヒカリちゃんを必ず、守ってみせるよ」


今想えば、その言葉を言う前から、僕は君を守りたかった気がする。

あの時、スパイラルマウンテンの頂上で空さんに言われて誓った僕の言葉。
その言葉は、何年経っても変わらない。

想い出というものは、時が経つに連れ変化してしまうもの。
忘れたり、誇張されたり。

だから僕らは、こっちの世界に戻ってからも、会う度にあの時の話をしたね。

あの時の恐怖が、「想い出」と言う名の別のものにならないように。

あの時の希望が、「今」も「未来」にも繋がるように。

あの時の想いが、僕の君への想いの原点であることを、
そして、今も変わらぬ想いであることを、確かにするために。

これから先も、僕はあの時のことを忘れない。

これから先、なにか絶望的なことがまた起きたとして、
この事を想い出せるように。

そして、また希望を生むために。

僕はこの、僕らの希望の光の原点を、
永遠に、忘れない。





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はい。3/12、私が人生初の妄想をした話が放送された日です。(笑)
まあ、実際に妄想したのは、確か少し経ってからだった気がするけ ど。。
実際私、妄想したときに本当の話を忘れちゃったんですよね。
「あれ?どうやってピエモン倒したんだっけ?ってかどうなったんだっけ?…ま、いっか」
…って思ってました。よく覚えてますよ。嬉しいことに。(^^;)
…ちなみに今回のこの小説(短いけど)は、私にとっての公式なタケヒ カにも当てはめられるようにしたつもりです。
恋愛要素がない、いわゆる幼なじみで友達以上恋人未満な2人。
そのように読めたら、(ってか感じられたら)嬉しいです。

作成日:2006/03/11
掲載日:2006/03/12