『日常的な日々』


僕らの職業は闘神士。
負けたら記憶を失うという、闘神士。


今日も、日常的な日が始まる。
平穏ってワケでもないが、戦いのない平和な日。
そう、僕ら闘神士の休日的な日。

でも、いつ敵が来るかもわからない。
いつ、妖怪が暴れ出すかも、しれない。

戦う者に、安らぎはない。
それは、負けて全てを失っても、言える事なのだろうか?


今まで、幾多の闘神士の敗北を見てきた。

去り際に、式神に言葉を残す者。
大切な者に、言葉を残す者。


そして、何も残せずに、去ってしまう人。


僕らはなぜ、戦うのだろう?
一体、そこまでしてなんの得があるというのだろうか?

考えてはいけない事なのに、つい考えてしまう。
闘神士は、損得の問題ではないのに。
そんな事くらい、十分知っているはずなのに。

なのに、闘神士というものを恨みたくなる。
僕から全てを奪ったもの。
僕らから、幸せを奪うもの。


でも、幸せを呼ぶのも、闘神士なのかもしれない。
…最近になって、そう想うようになった。

闘神士じゃなければ、僕はここにいないだろうから。

こんな、古びたぼろアパートに、むかつく巫女と住んでたりしない。

…でも、忘れたくない。
この、日々を。

そして、忘れられたくない。
僕がここにいた日々を。


僕がここで、あいつと一緒に、「平穏ってワケじゃない平和な日々」
を、送っていた事を。


僕があいつに、今のこの気持ちを抱くようになるまでの日々を…。





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ふぃ〜。唐突に出てきた陰陽文です〜。今回はソマきゅん版。
もう自分で内容が把握できてないくらい突発的だったので、だいたいの 流れすらあらぬ方向にと言うか〜。
とにかく、こんな駄文でも混乱しつつ苦労しつつだったのであります。
まあ、時期など色々な事は適当に補完しちゃって下さい。(汗)
本人が一番わかってない故に…。もしここだ!っていう確定的なものが ありましたら、お教えを。(公式の「名前の呼び方」とか忘れちゃった ので…)

作成日:2006/02/25
掲載日:2006/02/26