あるところに、女の子がいました。
女の子は、毎年この時期になると、妙に落ち着きがありませんでした。
でも、女の子は、
3年前は、忙しさを言い訳に無視をして、
2年前は、知り合いが両想いになったと聞き、
1年前は、ついに自分には関係ないと言い張りました。
でも、女の子は、
今年こそは彼に贈ろうと考えています。
自分の正直な気持ちに向き合おうとしてるのです。
そして今日、その運命の日がやってきました。
「聖バレンタインデー」
女の子は、今にも雪が降りそうな寒さの中、彼の住む町までやってきま した。
待ち合わせの場所で彼を待ちながら、何度も何度も鞄の中身を確かめて 。
やがて、彼がやってきました。
およそ1ヶ月ぶりの再会です。
そして、あいさつもそこそこに、彼がこんな事を言い出しました。
“お前から誘ってくるなんて、めずらしいな”
女の子は、寒さで紅潮した頬をさらに赤らめながら、
少し乱暴に鞄から包みを取り出しました。
そして…。
“…チョコレート…です”
女の子は、彼に包みを差し出しました。
彼は、少し戸惑いながらも、女の子の手作りチョコレートを受け取りま した。
そして、それと同時に、
一つ目の雪がおちてきて、地面に着く時消えました。
幸せになれ、と一粒は、全てを見届け消えました。
“聖なるこの日に 幸よあれ”
戻る
なんなんでしょうこれは?(笑)いえ、一応ソマナズなんですけど…。
意味、わかりましたでしょうか?なんとなく絵本風?にしてみた(と言うよりなっちゃった)のです が…。
えっと、せっかくのバレンタインなんで、まずい手作りチョコを渡すか のごとく、
この駄文を、時原大和さんに差し上げちゃいました!!
いやはや…こんなのでもお褒めいただき、光栄です!!
作成日:2006/02/12
掲載日:2006/02/14