『この感情は何でしょう?』



まったく。見てて飽きないというか、むしろ疲れますね。
どうしてああもわがままを言うのでしょう?
その上叱れば叱るで、さも自分が正しいかのごとく怒り出す。
本当、子供ですね。

少しでも辛い事があればすぐに泣く。
自分に都合が悪い事になると怒る。
まあ、あれで機械などの事になれば少しは頼れますが。
最近では、笑顔を見る事も多くなりましたし。

無邪気に笑いますよね。何事もないかのように。
見てるこちらまで平和ボケします。
…本当。安心するんですよね。あの者が笑うと。

あの者が楽しそうにしてると、嬉しそうに私の食事を口にすると、
不思議な何か…何か不思議な感情が私の中に生まれてきて…。

え?何ですかホリン。私があの者に“恋”をしていると?
何を言うのですか!そんな有り得ない事を。
あの者は地流の者ですよ?裏切ったとはいえ、それは変えられません。
それに、私は巫女ですよ?巫女は恋などという俗なものはしてはいけません!

な…何ですか!べつにムキになどなってません!
ホリンが聞くから答えてるのでしょう!?
まったく。ああ、もうこんな時間。早くお夕食の買い物に行かないと…!

…え?今日の献立ですか?そうですねぇ…。
たまには、洋食でも作ってみましょうか。

…もちろん、リク様のためにですよ?ホリン。





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今日がデビューの日だというのに、まだソマナズがなかったので急遽作成。
…ナズナって、こんな1人称でしたっけ?うわー。しばらく陰陽から逃げてたから
マジでわかんない…。次こそは何とか。せめて時間がある時に。

作成・掲載日:2006/02/10